あした
自宅の前まで来ると 慶子がちょうど 玄関から顔を出した所だった。
そして 美咲の姿を見つけると、険しい表情で家へ入れと あごをしゃくった。
野宿するよりは 両親の小言を聞いたほうがマシね・・・・
そんな思いで美咲は自宅に入った。
怒った表情はしていたものの 慶子は 意外な事に 「おやすみ」というと
夫婦の寝室へと 消えて行った。
なんで 小言をいわないんだろう・・・
そんな 疑問をいだきながら 自分の部屋に戻る・・・・
ベッドに倒れこんでぼんやりと天井を見ながら さっき誠が公園で話してくれたことを
しばし 復習してみる・・・・
『神様は表裏一体。 全部1セット だから 未来につながる明日って 明るい日って書くんだよ。 そう考えると 婆ちゃんは正しいこと 言っていたのかなって 近頃思うんだ。』
・・・表裏一体って言ったって・・・・・今の自分の状況を考えたら
でも、確かに 表と裏・・・・どちらがよくて どちらが悪いとは言いがたい・・・・
そう考えると 悔しいが 幸不幸 幸運不運・・・・
甘いがわかるから 苦いがわかる・・・
辛いがあるから楽しいがわかるんだ・・
そんな風に思い始めたら なんか 急におかしかくなって美咲は笑った。
ちょっとだけ、沈んでいた気持ちが上昇したような気がした・・・・・
今度 彼に会ったら お礼言わなくちゃね・・・・
「コンコン・・・・」ドアを叩く音がした。
「?!」
「お父さんだが・・・・ちょっといいか。」
時間差で小言か・・・・
上昇した気持ちが少しまた凹んだ・・・・
「なに?」
「あ・・・いや・・・さっきは悪かったな・・・・」
「へぇ?」
新造の意外な言葉にベッドから起き上がると 美咲はドアを開けた。
そして 美咲の姿を見つけると、険しい表情で家へ入れと あごをしゃくった。
野宿するよりは 両親の小言を聞いたほうがマシね・・・・
そんな思いで美咲は自宅に入った。
怒った表情はしていたものの 慶子は 意外な事に 「おやすみ」というと
夫婦の寝室へと 消えて行った。
なんで 小言をいわないんだろう・・・
そんな 疑問をいだきながら 自分の部屋に戻る・・・・
ベッドに倒れこんでぼんやりと天井を見ながら さっき誠が公園で話してくれたことを
しばし 復習してみる・・・・
『神様は表裏一体。 全部1セット だから 未来につながる明日って 明るい日って書くんだよ。 そう考えると 婆ちゃんは正しいこと 言っていたのかなって 近頃思うんだ。』
・・・表裏一体って言ったって・・・・・今の自分の状況を考えたら
でも、確かに 表と裏・・・・どちらがよくて どちらが悪いとは言いがたい・・・・
そう考えると 悔しいが 幸不幸 幸運不運・・・・
甘いがわかるから 苦いがわかる・・・
辛いがあるから楽しいがわかるんだ・・
そんな風に思い始めたら なんか 急におかしかくなって美咲は笑った。
ちょっとだけ、沈んでいた気持ちが上昇したような気がした・・・・・
今度 彼に会ったら お礼言わなくちゃね・・・・
「コンコン・・・・」ドアを叩く音がした。
「?!」
「お父さんだが・・・・ちょっといいか。」
時間差で小言か・・・・
上昇した気持ちが少しまた凹んだ・・・・
「なに?」
「あ・・・いや・・・さっきは悪かったな・・・・」
「へぇ?」
新造の意外な言葉にベッドから起き上がると 美咲はドアを開けた。