あした
マコに初めて 会ったのは・・・6月に入ってまもなくだった・・・

あんときは 両親の存在がただ ただ うざいだけだった・・・

お父さんとお母さんに反発して・・・

でも、そう言う自分がどう生きたいのかわからなくて苛立っていた。

そのくせ その方向性を示そうとした両親の気持ちを受け入れられなかった

自分が生きてる価値を見いだせなくて 自分がどうしようもない駄目な人間のような気がして・・・

どうにでもなってしまえと 学校にも行かず 自暴自棄な毎日を過ごしていた。

両親とぶつかって ブルーな気持ちになっていなかったら・・・・

きっと、私はマコと出会ってもこんな風にかかわる事はなかったのだろう・・・

そう考えたら・・・・

出会った時に 彼が 自分に教えてくれた事を 彼がその身を持って教えてくれたんじゃなのかとさえ思えた・・・・


もしかして・・・・私と出会ったばかりに 彼は こんな厄介な病気にかかったのだろうか・・・

私と出会っていなかったら・・・・・

私がこんな風に 彼とかかわっていなかったら 彼は 今も元気で自分の夢に向かって

邁進できていたのではないのか・・・・・


あの時の私は こんな人生いいことなんてないと 決め付けて 死ぬ事だって
いとわないとさえ思っていた・・・・


私が死に対しての憧れを抱いていたから・・・・

彼に会っていなかったら・・・・私は死んで 彼は生きることができたのかな・・・・





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