あした
でも・・・・


もし そうだったとしても、後戻りはできない・・・・

私に残された選択は・・・・

そうだったとしたら・・・・

彼が私に与えてくれた「あした」をそれこそ 文字通り 明るい日という

字のごとく 生きていくこと・・・・

彼もきっと それを望むはずだ・・・・

薬を大量に投与されて 殆ど 眠らされている事が多くなった誠の手を握って

美咲は毎日  マコの人生の意味

そして 自分の人生の意味を考えて過ごした・・・・・

日を重ねるごとに マコは 殆ど話をしなくなってはいったけど、

それでも 彼は その寝顔で美咲に色んな事を語りかけてくれているような気がした。

「本当に マコは私にとって かけがえのない 先生であり 友人であり
 恋人だよね・・・・1人で何役も・・・・その体で結構 きつかったんじゃない?」


カレンダーが・・・・4枚目に突入した・・・・


9月・・・・・


「マコ・・・・頑張って・・・・10日は マコのバースディでしょ・・・・」



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