second
「そんだけ?」

「うん。」

タバコの火を消してもう一本くわえる彼女。

「お父さんとか知ってるん?」
僕ももう一本加えた

「知るわけないじゃん」

さっきまでの上目遣いの彼女とは違った表情に見えた。

「だいたい…、私、お父さん厳しいし。バレたら殺されるわね。」

「…ならなんで?」

「なんで?…きっと理由なんてないんじゃないかな?あなたは何の仕事してるの?」
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