second
「僕は、介護の仕事」

「じゃあ、あなたはなぜ介護の仕事なの?」

再び上目遣いされる。
「理由なんてないんじゃないかな」
思わず笑いそうになる僕。
彼女は目をそらさず見つめる。
その目はまるでAV女優の女教師がうさんくさい童貞生徒役のおっさんに見つめるような視線だった。

< 26 / 29 >

この作品をシェア

pagetop