すきっていって


それは、加藤先生だった

私は戸惑った。

今いったい何が

何が起きてるんだろ…

「…俺も、佳奈がすき」

先生がもう一度

私の耳元で口にした

その一言で我にかえった

「…せんっ、せぇ…っ」

私は先生の胸の中で泣いた。


まさか…

すきだなんて…

言われるなんて

思ってもいなかった




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