恋のつぼみ
「スターワールドっ!!! 楽しみだねぇ~」


あたしは自然と声が弾んでいた。


「だなっ。いつ行く?? 8月入ってからか?」

「待ちきれへんよ~!! ねっ、明後日は・・・どうかな??」


8月だなんて・・・待ちきれるわけないやん。


「ははっ! 明後日? 用事もないしいいよ」

「マジ???!! じゃー決まりねっ★ めっちゃ楽しみっ」

「花音、かーわーいー♪ 俺も楽しみ」


蓮くんは、優しく、あたしの頭を撫でた。


―――ドキッ


ねぇ。

知らないでしょ?

蓮くんにとっては・・・自然な行為かもだけど・・・恋を知ったばかりのあたしは・・・毎日がドキドキしっぱなし。

ずるいよ・・・・・・・。

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