恋のつぼみ
「蓮くん・・・・・・」
蓮くんがいたんだから。
―――――ドックンドックン
なんだかドキドキする・・・。
なんなの?
この感覚・・・。
「おッ! 花音~、おはよ♪」
「・・・おはよ」
「どした? 元気なくない?」
「ううん! 大丈夫だよ」
愛梨がこっそり耳打ちをしてきた。
「花音・・・あたし、先に行ってるね☆」
ぇえ゛!?
ちょっと待ってよ!!
・・・・・・と言おうとした時には、
もう、すでに時遅し。
愛梨は、あたしにウインクをして、学校に向かっていた。
嘘でしょぉ~・・・。
蓮くんと何喋ればいいのぉ???