恋のつぼみ
違う、あたし・・・。

びっくりしたんじゃなくて・・・。

本当は、
本当は――――!!!


頭の中に真っ先に思い浮かんだ顔・・・。

悠斗だった。



あたし・・・
忘れたはずでしょ・・・??

悠斗の事は・・・。


じゃあなんで・・・??



悠斗のことは・・・
もう好きなんかじゃない。



あたしは、自分にそう言い聞かせながら、
家路を急いだ。
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