恋のつぼみ
「かっの~ん♪ おはぁ」

「愛梨・・・おはよ」

「てか、目・・・腫れてない??」



あたしは、腫れた目のまま登校した。

もう二度と、悠斗を想って泣く事は、ないだろう。



「あ・・・寝不足なだけだからっ☆ 気にしないでっ」

「そっか~。てか、あと1週間で、2年生かぁ~! 3年生はもう、卒業したもんね」

「あ・・・そうだねっ!!」

「舜くんとも、もう、クラス離れちゃうかもなぁ・・・。なんでうちらの学校は6クラスもあるわけ~??」



そんな事、ぜんぜん考えてなかったけど、
このクラスで過ごすのも、残り1週間か・・・。

悠斗とも、あと1週間で・・・。



・・・・・・・って、
あたしの馬鹿!!

もう悠斗のことはいいの!!

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