恋のつぼみ
「ただいまぁー・・・て誰もいないのかー。てか、暑い~!!」
あたしは、家に帰るなり、クーラーをガンガンにきかせた。
からからに渇いたのどに、勢いよく麦茶を流し込む。
「は~!! おいし・・・」
♪~
電話・・・??
・・・て、蓮くんからじゃん。
「もっしも~し☆」
「花音?? 家に着いたか?」
「うん! 今着いたところ~」
「そっか」
「あのさ、もうすぐ夏休みじゃん?」
「あっ・・・!! そうだね」
もう3日後は夏休みかぁ~。
そう思うと、なんだか気持ちが弾んだ。