Sea
後悔
「次は、××〜。××〜」

車掌のアナウンスではっ、と目が覚める。

いつの間にか眠ってしまっていたようだ。

大きく伸びをしながら、ふと窓の外に目をやる。

「これは……、想像以上だな」


辺り一面山、山、山。

青々とした木々が窓いっぱいに広がっている。

電車はゆっくりと、車輪を軋ませながら速度を落としていく。

次第に見えてきた駅は年季が入っており、駅員なんていないんじゃないかと思うほど小さな物だった。


「勘弁してくれよ。何だって俺がこんなとこに…」




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