幸せというモノ
あっという間に日にちが変わり
日が明けてくる…
昨日はずっと
雅のことを考えていた。
告白なんて
断ってしまえばいい。
…なんてことを
一晩中思っていた。
自分って、自己中心的な考え方だな
って思ったけれども。
でも…どうしても
自分優先になってしまう。
「おはよう愛美~!」
「おはようっ」
いつも通り、美紅が
私の家まで来てくれる。
そして2人で一緒に
学校へ向かう。
「雅、やっぱり
告られちゃったのかな~?」
美紅のこの1言で
雅の話題になってしまった。