幸せというモノ

席がえ

はぁ……駄目だ。

どうしても、雅のことを

考えてしまう。


私、どれだけ好きなんだろう…

雅のことが。


好きすぎて

なんだか頭がおかしくなってくる。



「愛美ー愛美ー!]


雅とは席が遠いから

授業中、話すことはまずない。


「愛美ぃー?」


美紅の声で、我に返る。


「な、なんか言った?」

「うん、何回も呼んだ」



「ご、ごめん」


そんな会話が続く中…


「美紅、愛美、何してるんだ?

静かにしろー」


うるさくしている私たちを

先生が注意する。


「あ、すいません。」


美紅がそう謝ると

先生はなぜがにこっと笑う。

見ているこっちが


なんか気持ち悪い。


何美紅なんか見て

笑っているのか。


もしかして、先生

美紅に気があるとか?


いや、いくらなんでもそれはないか。


「皆、今日は席替えをするぞー!!]

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