pure。
空が、夕焼けとラベンダー色の夜と、グラデーションになって綺麗だった。
その空の下、あたしはマンションのチャイムを押す。もちろん部屋は…
117号室。いつもと変わらない【IBUKI】の文字。
前逢ったリュウと、今会おうとしてるリュウは、見方が少し違う気がする。
初めて会った日は、【格好よくて、面白いちょっとチャラいおにーさん★】だった。
けど…今会おうとしてるリュウは、一回目のリュウと、【親友のミオの兄】というリュウが混在してる。
あとね、あたしも変わった。なんか、学校で逢ったときから、リュウのこと考えたら、うきうきする。
リュウ...早くカオ観たい....
「はいー。」
リュウの声がしたのに、リュウは玄関にいない。なんで???
「メイー。ここだって。」
ポン、と頭を軽く叩かれた。ビックリして振り向くと、スクバを片手に持ったリュウが笑ってる。
『リュウ…香水クサい?』
少し嫌な気分が頭をよぎった。
「カノジョと制服デートしてきましたあー」
と、少しテレくさそうにはにかむ。
そのときはまだ、この胸の痛みの意味も気付いてなかった。もしかしたら、胸の痛みにさえも気付かなかったのかもしれないけど、、、
そのとき、細い針で 心がチクン、と刺された気がした。
その空の下、あたしはマンションのチャイムを押す。もちろん部屋は…
117号室。いつもと変わらない【IBUKI】の文字。
前逢ったリュウと、今会おうとしてるリュウは、見方が少し違う気がする。
初めて会った日は、【格好よくて、面白いちょっとチャラいおにーさん★】だった。
けど…今会おうとしてるリュウは、一回目のリュウと、【親友のミオの兄】というリュウが混在してる。
あとね、あたしも変わった。なんか、学校で逢ったときから、リュウのこと考えたら、うきうきする。
リュウ...早くカオ観たい....
「はいー。」
リュウの声がしたのに、リュウは玄関にいない。なんで???
「メイー。ここだって。」
ポン、と頭を軽く叩かれた。ビックリして振り向くと、スクバを片手に持ったリュウが笑ってる。
『リュウ…香水クサい?』
少し嫌な気分が頭をよぎった。
「カノジョと制服デートしてきましたあー」
と、少しテレくさそうにはにかむ。
そのときはまだ、この胸の痛みの意味も気付いてなかった。もしかしたら、胸の痛みにさえも気付かなかったのかもしれないけど、、、
そのとき、細い針で 心がチクン、と刺された気がした。