私。




小さな子供が、大切なおもちゃを見つけたかのように、すごく嬉しそうに笑ってるから。つい、みとれちゃったんだ。



「行こ?」

「へ?」

「屋上だよ。屋上。あそこ、好きなんでしょ?ね♪行こ!」



孤独。私しかいなかった暗闇の世界に、眩しい一筋の光。キラキラしてて、眩しくて、遠いカンジだけど、とても馴染みやすい。私の心を掴んではさない。その、光が大好きになった日。
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