私。



「葵、恭祐。保健室で待機してろ。付き添いは俺が行ってくるから。」



そう言われたけど、捺が心配。
あんな、顔した捺は初めてみた。
目が死んでる…。
光が灯ってなくて、何も写してないカンジだった。




あの時の捺が頭から離れない。



何回目だろう。また、よぎった。
自分でもわからない。たぶん、無意識。気づいた時は、病院に向かって走ってた。



< 63 / 76 >

この作品をシェア

pagetop