メモリー

学校



(一人でいくの??)と思いながら、私も職員室を出る。


仕方なく廊下を歩いていると、頭キンッキンの金髪の男達。


廊下を塞いでいて、通れない。


(邪魔……。)


仕方なく、他の道を探そうとした時……。


腕を強く捕まれた。
振り返ると、さっきの男達が
ニヤニヤしながら、こっちを向いていた。

「なに?」


「めっちゃ綺麗じゃん―!
今日は、コイツでよくね?」
と、他の男に問い掛ける。
それに頷く男達。


(全然良くないんだけど…)

私はイライラしながら、離すのを待っていたが、一向に離す気配がない。


「離して。」


「気の強い女も好きだよ―!」

とふざける男達。

仕方なく私は腕を捻り、自分の腕を掴んでいた男の手首を捻りあげた。

「なっ!!」

男達は、何が起こったかわかっていないようだったが、私は手に力を少し入れた。

「いててて。離せよ!クソアマァ!!」


「うざい。ニヤニヤすんな。」
と最後に力を強めて私は、男の手を離した後、廊下を歩きだした。


私は、階段を上がり、2階にいった。

(一階は、見たけどなかったから ここかな)

廊下を右に曲がると、一のAと書いてある教室を見つけ、中に入る。

「おー!やっと来たか。おまえら―!転入生の、華月ルナだ。」

良先生が、そういうと、男子からは凄い声が。

「めっちゃ綺麗!」

「まぢ有り得ね――!」

など。


(五月蝿い。眠い。)と思いながらも、「よろしく。」と挨拶をし、自分の席だという、窓側の席へ。

(学校って、五月蝿いわ。)というのが、ここに来て最初の感想だ。




< 8 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop