優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
笑いを堪えながら、遊の腕を引っ張る。



「風君が取られなくて良かったな?」



「べべ、べ、別にっ!取られたくない…わけじゃ…っ」



ドモる遊は、至近距離に緊張してるのか、俺の図星なのか不明だが、顔が赤くて可愛い。

抱き締めたり、キスしたりしたいが、風君が居る為、手を握るだけで我慢。

ラーメン家に入り、座席に座ると、風君はジャケットを脱ぎ、ラーメンと餃子を3人前、注文。



「今日は疲れたな」



「「ごめんなさい…;;」」



風君のため息に、俺と遊は、揃って頭を下げた。

風君は「2人が謝るなよ(笑)」と、笑う。
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