優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
私は「家族の温かさ…思い出しちゃいました…」と追い付かないほど溢れる涙を拭いた。

ーードンッ



「遊ちゃん――っ!!」



「った!;;何で突き飛ばすんだよババア!!」



私はお母さんに抱き締められた。

基槻は突き飛ばされて、ソファーに倒れてる。

…恐るべし、お母さん;;

私は涙は止まったけど、甘えるように、お母さんに抱き着いた。



「私もこんな娘が欲しかったなっ」



「純粋無垢な遊と違って、ヤンキーだもんな」



「ヤンキー、馬鹿にしたらシバくぞガキ――…」



…この親子、怖いです…;;(笑)




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