優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
火葬場で私は1人でお骨を骨壺に入れた。
お墓にも、1人で行った。
みんなに“1人で行かせて”と、頼んだんだ。
最後は2人だけにさせて欲しかった。
お坊さんにも、お墓に入れて貰うだけにし、私は静寂が包む中、お墓の前に膝を突いた。
「お兄ちゃん…おじいちゃんとおばあちゃんをよろしくね…?
私は1人で…、ううん。基槻が居るから、大丈夫だよ――…」
だから、ゆっくりと休んでて。
いっぱい働いてくれたんだもん。
休まないとね。
ありがとう、お兄ちゃん。
大好きだよ、お兄ちゃん。
お墓にも、1人で行った。
みんなに“1人で行かせて”と、頼んだんだ。
最後は2人だけにさせて欲しかった。
お坊さんにも、お墓に入れて貰うだけにし、私は静寂が包む中、お墓の前に膝を突いた。
「お兄ちゃん…おじいちゃんとおばあちゃんをよろしくね…?
私は1人で…、ううん。基槻が居るから、大丈夫だよ――…」
だから、ゆっくりと休んでて。
いっぱい働いてくれたんだもん。
休まないとね。
ありがとう、お兄ちゃん。
大好きだよ、お兄ちゃん。