優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
「ありがとうございます…」
私は“本当に今日、結婚するんだ”と実感し、涙が溢れそうになる。
渡されたティッシュで、涙が溢れないように拭き取り、ドレッサーに置いてた写真立てを手にした。
ブーケと、一緒に持つ、お兄ちゃんの写真。
「お兄ちゃん…見守っててね…」
私は胸に抱き寄せた。
…空から、見守ってて。
本当は、一緒に腕を組んで、バージンロードを歩きたかったけど、私、幸せだよ。
お兄ちゃんは、ちゃんと私を見てくれてるんだもん。
「そろそろ、チャペルに向かいましょう。花婿さんも、スタンバイされてますから」
「…はいっ」
私は渡されたブーケを、写真立てと一緒に持った。
私は“本当に今日、結婚するんだ”と実感し、涙が溢れそうになる。
渡されたティッシュで、涙が溢れないように拭き取り、ドレッサーに置いてた写真立てを手にした。
ブーケと、一緒に持つ、お兄ちゃんの写真。
「お兄ちゃん…見守っててね…」
私は胸に抱き寄せた。
…空から、見守ってて。
本当は、一緒に腕を組んで、バージンロードを歩きたかったけど、私、幸せだよ。
お兄ちゃんは、ちゃんと私を見てくれてるんだもん。
「そろそろ、チャペルに向かいましょう。花婿さんも、スタンバイされてますから」
「…はいっ」
私は渡されたブーケを、写真立てと一緒に持った。