優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】
―基槻 SIDE―



ーードサッ

…え;;

話してたと思ったら、遊がいきなり、倒れたかのように、寝た。

…どんな女だよ。

俺は立ち上がり、遊の眼鏡を外して、布団の中に入れた。

遊の眼鏡をして居ない姿に、胸がやたら騒ぐ。

リビングでもそうだった…
遊の眼鏡をしてない姿に、理性が危険信号が働いた。

本人は自覚してなさそうだが、
眼鏡なしの遊は、かなりの美人。

絶対に、俺以外に見せたくないと思った。

剛やヘイジにだって―――。

片桐葵衣でも、きっと、いや絶対に、敵わない。

スタイルだって、モデル顔負けだし、あの見た感じまな板な片桐葵衣を凌ぐ。

俺……凄いヤツに惚れたんだな。

兄貴も俳優みたいだし。
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