新選組と現代少女(?)
うぉ!?
起こしちまったか?
慌てて出した手を引っ込める。
いままで、向こうを向いて寝ていた凛。
寝返りで、こちらを向く。
起きてはいなかったが・・・。
凛の頬は、涙で濡れていた。
「なんで泣いてんだよ?」
泣いている原因は分からないけど、俺は、凛の頭に手を置いて、優しく撫でた。
「泣くなよ・・・?」
あんだけ強いことを言ってたんだから、ほうり出しても生きていけるだろうと思ったけど・・・。
「側にいてやりてぇ。」
たんなる強がりだった。