★守ってダーリン★
「まぁね。今は夢乃ちゃんのものかもしれないけど、空雅はあたしのものになるんだよ♪ねっ、夢乃ちゃん♪」

 そう言った理香ちゃんはニッコリ笑って私を見た。

「どういう事だよ」

「あれっ?空雅、夢乃ちゃんに聞いてないの?」

「は?何を?」

「あたし、夢乃ちゃんに宣戦布告したんだよ?夢乃ちゃんから、空雅を奪ってやるって♪」

 理香ちゃん・・・・・・・?

 私、空雅くんに相談しようとしてたんだよ?

 何で自分で言っちゃうかなぁ↓

「夢乃、本当か?」

 私は黙ってコクリと頷いた。

「夢乃と上原、ちょっとこっち来い」

 そう言われた私と理香ちゃんは、教室の隅っこまで行った。

「なぁに?夢乃ちゃんと別れてくれるのぉ?」

「アホかお前」

 理香ちゃんの顔から笑顔が消えた。

「夢乃に何かしたら許さねぇから」

「空雅くん・・・・・・」

「夢乃も、何かあったらすぐ言えよ?」

「うん。空雅くんありがとう」

「ん」
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