ラブソング
「だってっ!!あいつがっ!!」


そう言ってホンジョウキサを指差すリン。


それに怯えて彼女は、「ごめんなさいぃぃぃぃ!!」と謝っている。


ほぼ、リンが女が嫌いと言う理由でいいように言っている状態だ。


「ちょっと。聞いてれば何なの?あなた。キサは何もしてないじゃない。」


さっきは妖艶な余裕のある感じの声だったのに今じゃ怒りを丸出しにした声だ。


奥に居た女が腕を前で組みながらこっちを睨んでいる。


「ごめん。気を悪くさせちゃって。こいつ、極度の女嫌いなんだ。で、動揺したらしい。悪い。」


そう言いながら、リンの頭に手を乗せてその手に体重をかけた。


そうすると、リンに頭を下げさせている状態になる。


無理やり頭を下げさせられたリンは、ユサを睨んでいたけど。
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