君と、いつまでも。
First*隣の席
―ガタンゴトン…
ジャカジャカ♪
迷惑なイヤホンの音漏れ。
ギャハハ…
迷惑な女子高生の笑い声。
どれもとっても迷惑だけど、私が一番迷惑だと思ったのは…
プシュー…
「おっ、今日混んでんなーっ」
「すわれねーよ、まじ最悪。」
不良。
どうやら制服をみる限り、同じ高校らしい。
「アホ、若いんだから立ってろ」
「うわっ…」
思わず、そう呟いてしまったのは、彼の頭をみて。
金髪、茶髪。
みんなすごい色の髪型をしてたけど、彼の髪は真っ赤な、燃えるような真紅。
不覚にも、キレイだと思ってしまった。
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