TIME
あと、夢も失ったっていったでしょう?

あれは、この事故のせいでいけなくなってしまった面接に関係がある。

あたしは小さいときからテレビが大好きで、女優や歌手に憧れてた。

本気でその世界に入りたいと思ったのは
高校2年生終わりのとき。

そのことをお母さんに話したら、

「挑戦するのは結構だけど、失敗しても生活していけるように資格をとりなさい。」

と、言われた。


だから、あたしは薬学部に入ろうと思った。

ほぼダメもとだけれど
憧れの世界に入れなくても
コスメの開発やデザインができたら楽しいなって思ったから。

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