汚恋

大きな玄関


ここが一樹の家かぁ


―ガチャン


「失礼しまーす」


あれ…?


反応なし…


「俺ん家には俺しかいない。」


「え…」


「捨てられた子なんていうと格好悪いよな…」


ステラレタ…?


「夕飯食ってないだろ。俺が作るから待ってて。」


「あ…うん。」


なんかこういう場合彼女が作るんだろうな。


でも私何にも作れない…


作れるとしてもカレーくらいだし。


そんなことを考えてるうちに
一樹は料理をてきぱきとこなしていた




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