天使とわたし
「ねぇねぇ♪決心付いた?」
ベッドに顔を乗せながらこちらを見るアキト
窓辺に座りながらなにやら難しそうな本を読むカオル
あれ?……
これ……
マコが事故に合う前の……?
「ねぇねぇ聞いてるの?ナギ♪」
「ねぇ?マコは?……事故は?」
「なんの事?…ナギ…?マコちゃんは
事故に合ってないよ?」
とぼけているのかと思ったけれど
病室から見える交差点を覗いたけど何も
騒ぎは無さそうだった……
『戻るなら今だ』
シオンの声がした気がした
「まっ♪なりたくないならマコちゃんが危ない…」
「やるよ…その運命を変える手伝い」