天使とわたし
「じゃじゃーん☆今日からここに三人で住みまーす♪」
すんごいノリノリなアキトとは打って変わってわたしは
へとへとだった
「すんごい遠かった……」
駅からの道のりおよそ5km
「そう?そんなに遠くは無かったと思うけど…」
と余裕の笑いをしているアキト
もちろんカオルも余裕そのもの
「二人共、オリンピック出れるんじゃない?
すんごいスタミナ有るし……」
「いやいや…普通だよ…これより凄い距離
毎日歩かされてたから」
その時アキトの目が一瞬寂しげになった気がした
「さーて!!スイカ食べよ♪」
アキトはいつもの笑顔で笑った
気のせい……?