君のとなりに在りたい

目の前が真っ暗だ。
何もない広い空間に放り込まれた気分だ。

それでも頭の中に、聞いたことのある、とてつもなく愛しい声がずっと響いている。

(…いたい…会いたい…、晴…志晴、志晴!)


「誰?何であたしを呼んでるの…?」

心が締め付けられて、泣きたくなる。

どうして、どうして…
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