大切以上。
放課後。
領と千里は一緒に帰って、
ひまだからそこらへんふらふらして、ごはん食べて、
領は千里を送ることにした。
「じゃあ、またあしたね」
千里に笑いかける。
「…領くん。」
じっと、領を見つめる。
「…ん?」
「あのね、領くんがあたしを好きでいてくれてるのはわかるの。」
「うん」
「あたしもだいすき」
「…うん」
「けど、ちょーっとだけ、不安になる」
きゅっと、領のカーディガンのすそをつかむ。
「…千里、こっち向いて?」
千里のくびの後ろに手をあててそっとキスをした。
「…好きだよ」
「領くん、だいすき」
ずっと続く気がした。