おかしな話だ
携帯電話
野上博隆は外資系の証券会社に勤める営業マンだ。
社内でも敏腕で優秀な社員と評判だった野上は
入社以来、他の同期入社の社員はおろか先輩社員をもしのぐ営業成績を残し、
5年目にして東京支社の副支社長にまで昇進。
そして、
入社8年目にしてイギリスの本社に異動となった。
野上はこの日、羽田空港からロンドンへ向かう為に飛行機に乗っていた。
機内でも本社の幹部や重要取引先からの連絡で、野上の携帯電話は鳴りやまなかった。
それら全てに完璧な対応で応える。
さすが本社から誘いが来るだけのことはある。
おかしな話だ。
社内でも敏腕で優秀な社員と評判だった野上は
入社以来、他の同期入社の社員はおろか先輩社員をもしのぐ営業成績を残し、
5年目にして東京支社の副支社長にまで昇進。
そして、
入社8年目にしてイギリスの本社に異動となった。
野上はこの日、羽田空港からロンドンへ向かう為に飛行機に乗っていた。
機内でも本社の幹部や重要取引先からの連絡で、野上の携帯電話は鳴りやまなかった。
それら全てに完璧な対応で応える。
さすが本社から誘いが来るだけのことはある。
おかしな話だ。