先生に囚われて
那鶴が「う?」とよくわからない単語に首を傾げるけど、理一は俺の名前を呼んできた。
「なんだ?」
「あ〜いや、違え。お前、呼び捨てにされてんのか?」
それが歌が発した俺の名前の呼び方に引っかかったことだと理解した。
「まぁな。歌に自己紹介したときにそのまま定着しちゃって、4歳のことからずっとこう呼ばれてるんだよ」
「そうなのか」
玄関にいつまでもいた俺らに園長が奥から顔を出してきた。
「いらっしゃい。恭弥くんのお友達だね、いつまでもそんなとこにいないで中にどうぞ」
「あ、お邪魔します」
「お邪魔します〜」
「りぃ君、なっちゃん!こっちー!」
歌が俺の手を離して二人を中へ案内するように歩きだした。
その後をだらしない服装の二人が歩幅を合わせるようにゆっくり着いて歩きだした。
やっぱりこの二人と歌や施設のみんなを会わせてよかったと思う。
逆に歌に俺の友だちとして二人を紹介できたこともなんだか嬉しかった。
この二人とは、長い付き合いになる。
そう思ってやまない。
「なんだ?」
「あ〜いや、違え。お前、呼び捨てにされてんのか?」
それが歌が発した俺の名前の呼び方に引っかかったことだと理解した。
「まぁな。歌に自己紹介したときにそのまま定着しちゃって、4歳のことからずっとこう呼ばれてるんだよ」
「そうなのか」
玄関にいつまでもいた俺らに園長が奥から顔を出してきた。
「いらっしゃい。恭弥くんのお友達だね、いつまでもそんなとこにいないで中にどうぞ」
「あ、お邪魔します」
「お邪魔します〜」
「りぃ君、なっちゃん!こっちー!」
歌が俺の手を離して二人を中へ案内するように歩きだした。
その後をだらしない服装の二人が歩幅を合わせるようにゆっくり着いて歩きだした。
やっぱりこの二人と歌や施設のみんなを会わせてよかったと思う。
逆に歌に俺の友だちとして二人を紹介できたこともなんだか嬉しかった。
この二人とは、長い付き合いになる。
そう思ってやまない。