先生に囚われて
不埒なキス
夏休みに入って8月の上旬。
りぃ君も1週間の夏休みに入ったタイミングで、りぃ君の車に乗って帰ることにした。
今いる街から車で2時間。
だんだんと懐かしい景色が広がってきた。
なっちゃんってば、いつもこの距離を運転してわざわざ遊びに来てくれてたのか。
あ、この公園……。
施設にいたときに恭弥と遊びに行っていた"ぽよんぽよん公園"だ。
ここの雲の形に似た巨大なトランポリンの遊具が大好きで、小学生以下しか遊べないから小学生のときには楽しくて楽しくて、何度も連れてきてもらった。
そして。
……ここで告白されたんだ。
無意識に胸のあたりを握りしめていたらしい。
突然、左から伸びてきたりぃ君の手に顔にかかった髪を掬い取られ、耳にそっとかけられた。
「……」
りぃ君を見つめた私の顔はどんな表情をしていたのだろう。
りぃ君は少し困ったように薄く笑うと、
「ん?」
自分が触ってきたのに、視線を前に戻して私が見つめる理由を聞き返してきた。
りぃ君も1週間の夏休みに入ったタイミングで、りぃ君の車に乗って帰ることにした。
今いる街から車で2時間。
だんだんと懐かしい景色が広がってきた。
なっちゃんってば、いつもこの距離を運転してわざわざ遊びに来てくれてたのか。
あ、この公園……。
施設にいたときに恭弥と遊びに行っていた"ぽよんぽよん公園"だ。
ここの雲の形に似た巨大なトランポリンの遊具が大好きで、小学生以下しか遊べないから小学生のときには楽しくて楽しくて、何度も連れてきてもらった。
そして。
……ここで告白されたんだ。
無意識に胸のあたりを握りしめていたらしい。
突然、左から伸びてきたりぃ君の手に顔にかかった髪を掬い取られ、耳にそっとかけられた。
「……」
りぃ君を見つめた私の顔はどんな表情をしていたのだろう。
りぃ君は少し困ったように薄く笑うと、
「ん?」
自分が触ってきたのに、視線を前に戻して私が見つめる理由を聞き返してきた。