先生に囚われて
りぃ君のお家
お墓参りのあとに、あおぞら苑に寄ると以前より白髪の増えた園長先生がそれはそれは嬉しそうに私たち二人を迎えてくれた。
私のことはもちろん、りぃ君のことも可愛がっていた園長は楽しそうにいろんな話をしてくれた。
私が来なくなった3年間のことを、私に問いただすわけでもなく、ただ、苑の子や自分にあったことをたくさん教えてくれたのが本当に嬉しかった。
ただ一つ驚いたのが、私も恭弥もいなくなったあおぞら苑に、りぃ君となっちゃんは年に1、2度顔を出していたということ。
二人のそういう優しいところが大好きで、また泣いてしまったけど。
りぃ君はもう慣れたように、呆れながらその長い指で私の頬を乱暴に拭ってくれる。
そんな私たちを園長先生は「おや、まあ」と軽く驚いてから、
「やっぱり歌ちゃん可愛いもんね」
とりぃ君に意味ありげな視線を送る。
「まあな」
園長にりぃ君はめんどくさそうに返していた。
私のことはもちろん、りぃ君のことも可愛がっていた園長は楽しそうにいろんな話をしてくれた。
私が来なくなった3年間のことを、私に問いただすわけでもなく、ただ、苑の子や自分にあったことをたくさん教えてくれたのが本当に嬉しかった。
ただ一つ驚いたのが、私も恭弥もいなくなったあおぞら苑に、りぃ君となっちゃんは年に1、2度顔を出していたということ。
二人のそういう優しいところが大好きで、また泣いてしまったけど。
りぃ君はもう慣れたように、呆れながらその長い指で私の頬を乱暴に拭ってくれる。
そんな私たちを園長先生は「おや、まあ」と軽く驚いてから、
「やっぱり歌ちゃん可愛いもんね」
とりぃ君に意味ありげな視線を送る。
「まあな」
園長にりぃ君はめんどくさそうに返していた。