先生に囚われて
「え?こいつ?」
「こいつって……宮野、さん?」
「……え、それってつまり……」
みんなの混乱した囁きの声を気にすることなく、りぃ君は、
「おい男子ども、今日で最後だからって歌に告白とか考えんじゃねえぞ。俺のものに手出したら殺すからな」
最後の最後に、1ミリも教師らしいことを言わずにとんでもない暴言を吐き出したのだ。
それにクラス中が大絶叫になって。
周りのクラスもホームルームどころじゃなくなって。
穏やかに終わるはずだった私の高校生活は、ありえない形で終わったのだ。
「こいつって……宮野、さん?」
「……え、それってつまり……」
みんなの混乱した囁きの声を気にすることなく、りぃ君は、
「おい男子ども、今日で最後だからって歌に告白とか考えんじゃねえぞ。俺のものに手出したら殺すからな」
最後の最後に、1ミリも教師らしいことを言わずにとんでもない暴言を吐き出したのだ。
それにクラス中が大絶叫になって。
周りのクラスもホームルームどころじゃなくなって。
穏やかに終わるはずだった私の高校生活は、ありえない形で終わったのだ。