先生に囚われて
かああ、と顔に熱が集まるのを感じて慌て顔を背ける。
気持ちを封印しようと思った矢先にこれだ。
本当に勘弁してほしい。
いつの間にか1階に着いたらしく開いたエレベーターをそそくさと降りる。
りぃ君と車に乗り込み、2人だけの空間を意識してまた鼓動が早さを増す。
完全に夜になった街を見て、今さらながらある事に気づく。
「そういえば私、学校……」
りぃ君は私の言葉に反応して、ハンドル片手にこっちを見てから口を開く。
「ああ、今日早退させた」
そうだ、そうだった。
私はお昼休みが終わるころに校舎裏でりぃ君に助けてもらい、そのままりぃ君のお家に連れて行かれ……。
私を送ってくれたけど、りぃ君は勤務時間中じゃないか。
「え、それ……りぃ君、5限の授業……」
気持ちを封印しようと思った矢先にこれだ。
本当に勘弁してほしい。
いつの間にか1階に着いたらしく開いたエレベーターをそそくさと降りる。
りぃ君と車に乗り込み、2人だけの空間を意識してまた鼓動が早さを増す。
完全に夜になった街を見て、今さらながらある事に気づく。
「そういえば私、学校……」
りぃ君は私の言葉に反応して、ハンドル片手にこっちを見てから口を開く。
「ああ、今日早退させた」
そうだ、そうだった。
私はお昼休みが終わるころに校舎裏でりぃ君に助けてもらい、そのままりぃ君のお家に連れて行かれ……。
私を送ってくれたけど、りぃ君は勤務時間中じゃないか。
「え、それ……りぃ君、5限の授業……」