【短】『鏡』
研究のために死んだ、僕の両親。
だけど二人とも、『夢』を叶えることはできなかった。
だから、次は僕が受け継ぐ番。
僕は二人のような死に方はしない。
『夢』を叶えて、それから死ぬ。
父さんと母さんと、そして僕の『夢』。
―――――『アンドロイド』を創ること―――――
父さんと母さんは、ずっと疑問に思っていた。
「どうして『アンドロイド』を創ってはいけないのか」
僕の両親は、その疑問を実行に移したのだ。