BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
「もしもし」


『姐さんですか?』





電話の主は組員のひとりだった。




『落ち着いて聞いて下さいね』


「はい」





なんだろう?
こんなことを言うなんて弘さんになにかあったんだよね?



組員が家に電話をかけてくることですら珍しいことなのに。



絶対に何あったんだ。






「組員が…………」






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