BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
手に持っていた電話を落としてしまって、その音で我に戻った。



ツヨクナレ……。

弘さんに言われた言葉。


そうだ。
強くならなきゃだめだ。


あたしは電話を拾い元に戻すとアイロンの電源を切りにいった。



そして子どもたちが寝ているのを確認して、家を出る支度を始めた。





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