BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
嫌な過去だけど、必死で記憶をたどった。



視線を沢木組長の顔から下に落とした時、腕時計を見て思い出した。



ダイヤがいっぱいついてキラキラと光る、高級ブランドの腕時計。





「………もしかして、腕に傷のあった…」


「そうだ。思い出したか?」





腕時計をはめている左手にナイフで切ったような傷があったことも思い出した。







< 184 / 285 >

この作品をシェア

pagetop