BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
あたしはタクさんにどうぞと言って部屋の中に入ってもらった。





「雪乃、お前、花瓶は?」


「えっ?」


「お前、花瓶買いに行ってたんじゃ…」





そうだった。
あたしは花瓶を買いにいこうとしてたんだった。


すっかり忘れてた。



あたしはタクさんにドリンクだけ出し、もう一度花瓶を買うために部屋を出ていった。






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