BLACK&BLUE〜私の愛するヤクザ〜【続編】
脅迫
沢木組長の車もやっぱりベンツで、あたしは沢木組長と後部座席に乗り込んだ。



車に乗るなりタバコをすいはじめた沢木組長。



タバコの匂いがあっという間に車内に充満してしまった。





「弘のやつ、嘘ついてたな」


「えっ?」


「六本木の飲み屋だと…やっぱり自分の女が風俗店で働いてたとは恥ずかしくて言えねぇか」




そうかもしれない。

あたしだけじゃなく、そんな女と結婚した弘さんも恥ずかしく思って当たり前だよね。





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