Snow Song-君といた輝雪-
俺は何となくその雪葉の後を着いて歩いた。


すると雪葉は、色とりどりの飾りや赤や青や黄色のライトのイルミネーションで彩られた、一本のクリスマスツリーの前で立ち止まった。


『凄く綺麗…』

雪葉はクリスマスツリーを見て感動していた。


俺もそのクリスマスツリーのイルミネーションの綺麗さには、さすがに言葉を失くした。


毎年見てはいるけど、こういうものはさすがの飽きっぽい俺でも見飽きずに感動出来る。


何かイルミネーションを見てると、ふと心が落ち着く…

何故だろう…?何だかあったかくて…自然と優しい気持ちになれる。


俺の心は知らないうちに、そんな魔法にかけられていた。


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