Snow Song-君といた輝雪-
*第6話 契れた約束*
あのパーティーから数日が過ぎる頃…


俺はあれから色々と勉強し、俺自らも骨髄バンクにドナー登録をした。


けど俺の骨髄が雪葉に合うわけもない。


雪葉にドナーを見つけるなんて約束したけど…俺一人の力では何も出来やしない。


少しでも多くのドナー登録者を増やして、早く雪葉のドナーを見つける方法くらいしか俺にはわからなかった。


毎朝毎晩、俺は自分で作ったドナー登録のチラシを駅前で配った。


雪の降る中ただ一人で…。


雪葉の白血病はまだ、ほんの一部の人間にしか知られていなくて…


雪葉自信もモデルの仕事は続けていた。


今思えば、初めて雪葉とあった日…


雪葉を絡んでいた二人の男たちは、雪葉の付き添いだったんだ。


< 68 / 96 >

この作品をシェア

pagetop