Snow Song-君といた輝雪-
俺は何やってんだろう…って正直思った。


いつもなら他人の事何かほっておく癖に…


面倒な事にはいつも首を突っ込まない癖に…


自分には関係ないって見捨てる癖に…


揉め事何か大っ嫌いだったのに…


なのに今夜の俺は違ってた。


そんな自分に、自分自身さえも驚いていた。


お尻を地面に着いてる俺は、右手で地面の雪を掴んだ。


そしてその瞬間、男たちの顔面に雪の塊をを投げ付けていた。


雪が顔面に当たった男達は怯んだ。


俺はその隙に女性の腕を掴み、ギターを持ち男達から逃れようと、ひたすら走った。


どこに行くわけでもなく、とりあえず女性の腕を握りしめながら…


ただ走った。


男達から必死に逃げるために。


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