Snow Song-君といた輝雪-
俺は…


決意を固めた。


1ヶ月後のこのコンテストに出場することを。


そして、雪葉にミュージシャンとしての俺を見て貰うために…。


俺はその日の夜から曲を作り始めた。


自分の今の思いや気持ちを全面に押し出した、自分勝手な曲だけど…


でも今のこの時をこの曲に全て詰めこんだ。


心から溢れ出るたくさんの思いをメロディーに…歌にして…


自分だけの歌を作り上げた。


そんな風に夢中になり、2週間が過ぎていて…歌が出来た頃にはコンテストの参加登録の〆切り間近だった。


そして雪の降り続く…


真っ白な寒い日だった。


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