短い恋


〜数週間後〜



ーどんッー
『っあ。
すいません。
いそいでたもんで。』

「こっちこそ。
前見てなかったんで……。
っあ!!」
僕は顔をあげた瞬間
ビックリした。


「咲野先輩ですよね?。
入学式の日
道をおしえてくれた……」

『っあ。
あの時の…。』

「はい!
あの時は本当に
ありがとうございました!!」


『いえいえッ♪。
っあ。チャイムなりそうだから
もう行くね。』

「っあ。あの咲野先輩!
もしよければ
名字じゃなくて
下の名前おしえて
もらえませんか??」

『っえ??』

「下の名前しりたいです。」

『咲野佳菜。
よろしくねッ!』

そういって
ニコッと笑って
走っていった佳菜先輩。


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